【吃音と向き合う小学生】新担任に伝えたいこと

【はじめに】新学年、先生との最初の一歩

新学年が始まり、クラス替えや担任の先生との出会いに、ドキドキする季節。
小4の長男には、吃音があります。
普段は元気いっぱいでも、ことばが詰まることで戸惑いや誤解が生まれることも…。
だからこそ、新しい担任の先生には最初に伝えておきたいことがあります。

【伝えたいこと】吃音の子が安心して過ごすために

吃音は、目に見えにくいけれど、本人にとってはとても大きな「壁」になることがあります。
うちの子も、発表や音読、点呼のときに言葉が詰まりやすくなります。

でも、吃音=話せない、というわけではなく、話したいことはたくさんあります。
ゆっくり待ってもらえれば、ちゃんと自分の言葉で話すことができます。

だから担任の先生には、毎年、始業式の日に以下のようなことをお願いしています。

ここで注意ですが、先生も忙しい時期。息子のときも実際にあったのですが、

新規採用、先生1年目という方もいらっしゃいました。

一度にたくさんのことをお願いすると先生の負担にもなり、またどれもあやふやな対応になってしまい、

こんなはずじゃなかった…っとなってしまう場合もあります。

クラスの状況や我が子の様子をみながら、徐々に伝えていけばOKなので、

新学期は最低限、これだけは!ということのみお伝えしたほうが良いかと思います。

  • 話し終わるまで、さえぎらずに待ってほしいこと
  • 緊張しなくていいよ、落ち着いて、ゆっくり言っての声かけはNG

我が子は小4の時点では、まだ緊張するタイプではなく、発表もじゃんじゃんできるタイプです。

ただこれは、また別の機会に話しますが、このようなタイプは少ないと思います^^;

緊張するお子さんも多いと思いますので、この場合は、可能であれば、上記に加えて

・音読や発表の順番を、本人の希望に応じて柔軟にしてもらえないか

といったことも相談してもいいかと思います。

実際、我が子も小2の参観日の発表で1度相談したことがあります。

もちろん対応が難しい場合もありますが、

可能であれば、その子が安心して学校生活を送るための「工夫」だと思うので

相談だけはしてもいいかもしれません。

また、これも経験したことですが、口頭だけだとイマイチ伝わらないこともありました。

先生と保護者、両者に時間が取れるのであれば、5分でも10分でも対面のお時間を頂戴し、

資料と一緒に説明すると効果的です。

私の場合は、自分で資料を作ったこともあります。ただ、初めはハードルが高いので

すでに作成してくださっている資料を使うこともありました。

実際に使用していた資料はコチラです。

【さいごに】親から始めるサポート

新しい先生にお願いごとをするのは少し勇気がいります。
でも、親が先に橋渡しをすることで、子どもも安心して学校でのびのび過ごせるようになります。

吃音があっても、自分らしく、前を向いて進めるように。
先生とのチームワークで、今年も一歩ずつ、歩いていけたらと思っています。

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