はじめましての方も、また来てくださった方もありがとうございます。
新学年のスタートは、子どもにとっても親にとっても不安と期待が入り混じる時期。
特に吃音を抱える子どもにとっては、新しい先生やクラスメイトとの関係性づくりに、
緊張やストレスを感じやすいタイミングでもあります。
今回は、吃音のあるわが子の経験を通して、
親として新学年にできるサポートについて、実体験をもとに綴ります。
少しでも心が軽くなり、笑顔で過ごせるヒントを見つけてもらえたら嬉しいです!
新しい環境が苦手な子どもに、どう寄り添う?
今年から小4になる長男は、幼稚園のときにはすでに吃音症状があり、
小学校入学当初から先生やクラスのお友達へ吃音症状があることを伝えていました。
学年全体で行われる発表会もあるため、発表内容によっては学年全体へお伝えする年もありました。
毎年クラス替えがある学校なので、もう知ってくれているお友達がほとんどです。
そんな環境の息子でも、
やっぱり新学年を迎える時は不安が高まり、朝の準備から少し緊張している様子。
そんなわが子を見て、親としてできることは何か?
完璧に不安を取り除いてあげることはできないけれど、
・何かあれば、すぐに教えてね
・担任の先生には伝えているから、困ったことがあったら言っても大丈夫だよ
・言いにくかったら、〇〇先生に言いにいってもいいよ。お話してるからね。
と、息子が実行しやすい“選択肢”を1つではなく、いくつか伝えるようにしています。
担任の先生に吃音の特性を事前に伝えておくことで、配慮をお願いすることも
親として事前にできることの1つかなと思います。
子どもが新しいクラスで話すことに苦手意識をもたないように、
ゆるやかにスタートできる環境づくりも大切だと感じています。
焦らず、比べず、「その子のペース」を大切に
吃音を抱える子どもにとって、新学期は特にがんばりすぎてしまう時期。
親としてできることは、「味方でいるよ」という安心感を与え続けることかもしれません。
無理に励ますより、そっと見守る。そんな姿勢で、わが子の「ぼちぼち」なスタートを応援していけたらと思っています。
少しでも、同じような状況のママやパパの心が軽くなりますように。
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